インドの自動車大手タタ・モーターズは英ウエスト・ミッドランド地域で電気自動車(EV)の実証試験プログラムを開始する。英技術戦略委員会(TSB)が同地域で進める低エミッション車の実証プログラム「CABLED」の一環として実施されるもので、タタの「インディカ・ビスタEV」25台を投入して、走行データなどを分析する。
\「インディカ・ビスタEV」はタタの4人乗りファミリーカー「インディカ・ビスタ」をベースにしたEVモデルで、開発は同社の欧州研究開発拠点TMTECが担当した。充電1回あたりの航続距離は110マイル、最高速度は時速71マイル。
\同社は2010年12月から英国工場で同モデルの生産を開始し、2011年3月までに25台を同プログラムに参加する顧客に供給する。試験期間は12カ月。また、2011年夏頃から英国を含めた欧州市場でフリート顧客を対象に販売を開始し、2012年には本格生産を予定している。
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