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2010/12/17

一般・技術・その他 (旧)

セベルスタリ、印で鉄鋼プラント建設

この記事の要約

ロシアの鉄鋼最大手セベルスタリとインド鉄鉱石生産最大手の国営NMDCは、インドのカルナータカ州南部に折半出資で鉄鋼プラントを建設する。同国の自動車向け鋼板の需要増に対応するのが目的。ブルームバーグが10日、NMDCのラナ […]

ロシアの鉄鋼最大手セベルスタリとインド鉄鉱石生産最大手の国営NMDCは、インドのカルナータカ州南部に折半出資で鉄鋼プラントを建設する。同国の自動車向け鋼板の需要増に対応するのが目的。ブルームバーグが10日、NMDCのラナ・ソーム会長の話として報じた。

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同会長によると、両社はまず900億ルピー(20億米ドル)を投じ年産能力200万トンのプラントを建設する。最終的には500万トンまで引き上げる予定で、総投資規模は50億ドルに上るという。2012年までに着工し、15年までに稼働させることを予定している。

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インドでは所得の増加を背景に自動車や住宅の需要が拡大しており、同国鉄鋼省によると、鉄鋼需要は毎年10%上昇する見通し。国内企業はこれに合わせ、外国企業と提携し自動車向けの熱延・冷延鋼板の製造技術獲得を急いでいる。

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昨年12月にはBhushanスチールが高炉事業で住友金属工業と本格提携すると発表。今年1月にはタタ製鉄が新日本製鉄と共同で自動車用冷延鋼板の製造・販売会社を設立することで合意した。7月にはJSWスチールにJFEスチールが14.99%出資し、自動車向け鋼板製造技術を供与することも決定した。

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