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2011/1/21

企業情報 - 自動車メーカー

独フォード、米向けモデル開発で重要性増す

この記事の要約

フォードの独子会社フォード・ヴェルケのベルンハルト・マッテス社長は米デトロイトで開催中の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、ケルンにある欧州開発(R&D)センターがフォード全体の中で担う役割が増 […]

フォードの独子会社フォード・ヴェルケのベルンハルト・マッテス社長は米デトロイトで開催中の北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)で、ケルンにある欧州開発(R&D)センターがフォード全体の中で担う役割が増大しているとの認識を示した。これまで米フォードが手がけていなかった小型車の需要拡大に伴い、欧州開発センターで培った小型車開発ノウハウが北米向けモデルの開発でも力を発揮しているとした。独自動車業界紙『アウトモビール・インドゥストリー』(オンライン版)が報じた。

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マッテス社長は「独フォードは今や、フォード全体の小型車プラットフォームの開発を主導している。欧州R&Dセンターの4,000人の従業員は忙しさで目が回るほどだ」と述べ、エンジニアを増員する意向を示した。

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北米市場に投入されている小型車は「フィエスタ」と「フォーカス」の2モデル。欧州仕様がベースになっているものの全く同じではない。マッテス社長によると、欧州モデルと8割は同じだが、照明やエアバッグの大きさなど安全基準が異なるための仕様変更が1割、米国消費者の好みに応じた変更が1割ほどある。欧州ではスポーティなデザインが好まれるが、米国では快適な乗り心地が重視されるという。

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