独ソフト大手のSAPはこのほど、電気自動車(EV)約30台を社用車として使用する実証試験プロジェクトを発表した。同社の従業員約450人が参加し、2~9月まで実施する。同プロジェクトはドイツ連邦環境省(BMU)が支援している。
\SAPはEVを管理するソフトウエアのプロトタイプを開発。EV利用者が事前に予約を入れるとバッテリーが十分に充電された状態で利用でき、目的地でも充電ステーションを予約しておくシステムを試験運用する。EVの充電には、再生可能エネルギーを使用し、同社のCO2排出量の削減を目指す。同社では今後、このような車両管理システムの需要が増えると見込んでいる。
\同プロジェクトでは、マンハイムの地域エネルギー会社MVVが充電ステーションを提供するほか、再生可能エネルギーを供給する。このほか、エコ研究所(Oeko-Institut)なども協力する。
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