独自動車部品メーカーのフロイデンベルクとスウェーデンのトレルボルグは17日、折半出資で防振システムの合弁会社を設立する同意書(LOI)に署名したと発表した。提携により、製品の幅を広げるとともに、国際事業を強化する。同計画はカルテル当局の認可を得て、年内にも成立する見通し。
\合弁会社は、フロイデンベルクの防振・防音部品製造子会社Vibracousticとトレルボルグの自動車部門の防振事業部が協力して防振システムを開発し、あらゆる自動車メーカーおよび全ての車両セグメントに製品を供給していく。地域ではこれまで、Vibracousticは欧州、トレルボルグはアジアおよび北米で主に事業を展開してきた。今後はアジアや南米に事業拡大の余地があると見込んでいる。合弁会社の売上高は12億ユーロ、従業員数は17カ国で約8,100人となるという。
\Vibracousticは駆動装置やエンジン、車台などの防振部品を製造している。2009年の売上高は約4億1,200万ユーロ、従業員数は約2,500人。
\一方、トレルボルグ自動車部門(Trelleborg Automotive)で合弁事業に参加する事業部は、売上高が約63億スウェーデンクローナで、自動車部門の売上高の約75%占める。従業員数は約5,200人。その他の事業は今回の合弁設立に参加しない。
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