独自動車大手ダイムラーの主導により、電気自動車(EV)と電力網の連携システム(V to G:Vehicle to Grid)の開発プロジェクトが進められている。同プロジェクトには、ドイツおよびフランスの大手自動車メーカーのほか、米ビッグスリー、トヨタが参加。全メーカーのEVが利用できる標準システムの開発を目指している。
\同システムでは、ドライバーの設定に応じて電力料金が安い時間帯にEVを充電したり、電力需要が高い時間帯にEVに充電した電力を電力網に送り込んだりできるようになる。EVの利便性が高まるほか、電力の安定供給にも貢献できる。
\ダイムラーのV to G事業を担当するヴェルナー・プロイショフ氏によると、同技術は2012年に量産化する計画のスマート「フォーツー ED」から実用化される見通しで、その後に発売する全てのプラグイン式モデルに採用される予定。
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