英国の研究助成機関である工学物理研究会議(EPSRC)は、産業界に就職を希望する理工系博士課程学生のための訓練センターである「Industrial Doctorate Centres(IDC)」に新たに5センター発足させた。デビッド・ウィレッツ大学・科学担当大臣が13日、明らかにした。
\今回発足したセンターのテーマは、◇「製造工程における迅速なパフォーマンス向上」(ノッティンガム大学、バーミンガム大学、ラフバラー大学附属製造技術センターが参加)◇「廃棄物を極力削減できる金属加工技術」(ストラッチクライド大学附属先進金属加工研究センター)◇「大幅な時間とコスト削減を実現するマシンテクノロジー」(シェフィールド大学附属先進製造技術研究センター)◇「高価値で環境負荷の低い製造技術」(ウォーウィック大学)◇「製造プロセスの改善につながる新技術」(スワンシー大学)。各センターは最大100人の博士課程学生を受け入れる。センターの設置・運営費用は、EPRCと産業界が折半負担することになっており、EPRCは各センターに125万ポンドを拠出する。産業界からのパートナーには、JLR、ロールスロイス、タタスティール、タイメット、エアバス、BAEシステムズ、ボーイングなどの大手企業が名を連ねている。
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