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2011/1/28

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東レとダイムラー、炭素繊維複合材料の合弁設立へ

この記事の要約

東レと独自動車大手のダイムラーは24日、炭素繊維複合材料(CFRP)を素材とする自動車部品を製造・販売する合弁会社の設立について契約を締結したと発表した。新会社はメルセデス・ベンツが2012年に発売予定の乗用車モデル向け […]

東レと独自動車大手のダイムラーは24日、炭素繊維複合材料(CFRP)を素材とする自動車部品を製造・販売する合弁会社の設立について契約を締結したと発表した。新会社はメルセデス・ベンツが2012年に発売予定の乗用車モデル向けに量産部品の供給を開始する予定。

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新会社は今年3月に設立する予定で、シュツットガルト近郊のエスリンゲンに本社を置く。資本金は82万5,000ユーロ(約9,500万円)。出資比率は東レが50.1%、ダイムラーが44.9%、その他が5.0%となっている。

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ダイムラーは軽量のCFRP部材の採用により、安全性や快適性を改善するためのシステムや代替駆動システムの採用による重量増加分を相殺する。また、車体強度が高まり、車内空間の安全性と快適性が改善する利点もある。

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両社は、東レが開発した「ハイサイクルRTM(Resin Transfer Molding)成形技術」を活用して部品開発を進めてきた。今後も、コスト競争力の強化などさらに開発を進める方針。

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ダイムラーはすでに、スパースポーツカーなど一部のモデルにCFRP部品を採用しているが、今後は量産車にも導入することを目指している。

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