高級自動車向けの内装部品を製造する独ゼルナー・ホールディング(ノイエンデッテルスアウ)は1月28日、アンスバッハ区裁判所に会社更生手続きの適用を申請した。国内の子会社2社(ゼルナー・ゲーエムベーハーとIPGインドルストリープラス)も同時に申請した。他の系列会社はこれまでのところ対象外としている。今後は管財人のもとで再建を目指す。
\同社は新モデル向けの製品で大量の不良品が出たことに加え、製造コストの見積もりを誤ったことで損失が膨れ上がった。経営危機となり顧客や取引先に支援を要請したものの、十分な支援を受けれなかった。また、債権銀行とも交渉を進めたが、条件付きの融資しか確保できず、資金繰りに行き詰った。
\ゼルナーは高級車向けのインテリア部品を手がけ、BMW、アウディ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、ロールスロイス、VWなどに供給してきた。
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