自動車用プレス部品などを製造する独アルガイヤー(バーデン・ビュルテンベルク州ウーインゲン)は1月25日、2010年通期連結決算の営業損益で前年の赤字から黒字に転換したと発表した。自動車市場の回復が追い風となり、メキシコを中心に国外事業が好調だった。売上高は前年比22.5%増の2億5,380万ユーロと、金融危機発生前の08年水準(2億5,750ユーロ)に回復した。
\国外事業は急速に回復したが、母国ドイツの売上高は06年の水準にとどまったため、黒字転換も果たせなかった。ただ、第4四半期から受注が大きく伸び、業績が改善する方向にある。アスファルク社長は「我々は、過去最悪の危機を乗り切った」と宣言、自動車業界におけるシステムサプライヤーとしての地位をさらに強化する方針を明らかにした。
\なお、今期は2億7,000万ユーロの売上高を見込んでいる。
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