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2011/2/18

総合 – 自動車産業ニュース

新車の昼間走行灯装備、7日からEU全域で義務化

この記事の要約

欧州連合(EU)全域で新車に昼間走行灯(Daytime Running Light=DRL)の装備を義務付ける新規制が7日に施行された。車が日中もライトを点灯することで、他の車や歩行者が車の接近を早く察知し、交通事故を避 […]

欧州連合(EU)全域で新車に昼間走行灯(Daytime Running Light=DRL)の装備を義務付ける新規制が7日に施行された。車が日中もライトを点灯することで、他の車や歩行者が車の接近を早く察知し、交通事故を避けるのが狙い。新ルールは同日から乗用車と小型商用車に適用される。

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すでにEUでは北欧諸国で車のDRL装備が義務付けられている。これらの国で事故防止の効果が確認されたことから、EUレベルでの実施を決めた。トラック、バスへの適用開始は18カ月後の2012年8月。いずれも同時期以降に販売される新車が対象となる。

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DRLは日中に走行中の車両の存在を歩行者や対向車などに知らせるため点灯するランプ。通常のヘッドライトと異なり、エンジン始動と同時に自動的に点灯する。暗くなってヘッドライトを点灯させると消える。

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新規制は事故防止だけでなく、DRLのエネルギー消費が従来のヘッドライトの25~30%と少なく、とくにLEDを使ったものは10%にとどまりエネルギー効率で優れていることから燃料消費が少なくなり、環境面での利点もある。

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EUでは同様のルールを自動二輪車に導入済み。自動車のDRLについては光の強度と方向を変え、自動二輪車と見分けがつくように工夫する。

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