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2011/2/18

一般・技術・その他 (旧)

ポルシェ、「パナメーラ」のハイブリッドモデル発売

この記事の要約

独高級スポーツカーメーカーのポルシェは16日、3月のジュネーブモーターショーで「パナメーラ S ハイブリッド」を披露すると発表した。走行100km当たりの燃費を6.8リットル、走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量 […]

独高級スポーツカーメーカーのポルシェは16日、3月のジュネーブモーターショーで「パナメーラ S ハイブリッド」を披露すると発表した。走行100km当たりの燃費を6.8リットル、走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を159グラムに抑える一方、総出力で380PS(279kW)と高い運転性能を確保している。

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「パナメーラ S ハイブリッド」にはすでに販売実績のある「カイエンSハイブリッド」のシステムを採用し、スーパーチャージャー3.0リットルV型6気筒エンジン(333PS/245kW)と電気モーター(34kW)を搭載する。蓄電池はニッケル水素(NiMH)電池を採用。電気モーター単独で約2km、最高時速85kmで走行できる。変速機もカイエンに採用している8速のティップトロニックSを装備している。

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停止した状態から時速100kmへの加速性能は6.0秒。最高速度は270kmとなっている。また、カイエンSハイブリッドと同様に、高速道路や国道などで惰性走行する際に、エンジンを停止してクラッチを切るセーリングモードも装備している。

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また、仏ミシュランの転がり抵抗を低減したオールシーズンタイヤを装備することで燃費を大幅に改善した。標準タイヤの場合は、燃費で7.1リットル/100km、CO2排出量で167グラム/kmという。

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同モデルはドイツ市場では6月に発売する予定。価格は10万6,185ユーロから。

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