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2011/2/25

一般・技術・その他 (旧)

独シューラ―、業績好調

この記事の要約

独プレス機械大手のシューラーがこのほど発表した2010/11年度の第1四半期(2010年9~12月)の連結決算は大幅な増収増益となった。内外からの受注が好調で、特に欧州、アジアの需要拡大が追い風となった。\ 第1四半期の […]

独プレス機械大手のシューラーがこのほど発表した2010/11年度の第1四半期(2010年9~12月)の連結決算は大幅な増収増益となった。内外からの受注が好調で、特に欧州、アジアの需要拡大が追い風となった。

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第1四半期の売上高は1億7,800万ユーロ(前年同期:1億4,680万ユーロ)に拡大した。営業利益(EBITDA)は1,510万ユーロとなり、前年同期の190 万ユーロの赤字から黒字に転換した。税引き前利益も180万ユーロを確保し、前年同期の1,400万ユーロの赤字から大幅に改善した。

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受注高は5億540万ユーロとなり、前年同期の1億5,170万ユーロから大幅に拡大した。また、受注残高は前年同期(5億1,210万ユーロ)の約2倍となる10億270万ユーロとなり、10億ユーロの大台を超えた。

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業績好転の背景には、欧州とアジアでの事業好調がある。ドイツでは受注高が1億4,330万ユーロと、前年同期(6,260万ユーロ)に比べ2倍以上となった。ドイツを除く欧州諸国からの受注高も7,040万ユーロとなり、前年同期(1,800ユーロ)を大幅に上回った。また、アジアからの受注高は2億4,930万ユーロ(前年同期:900万ユーロ)に急増した。一方、アメリカでは景気の影響を受け、前年同期の6,040万ユーロから4,080万ユーロに減少した。国外からの受注高が全体に占める割合は、前年同期の58.7%から71.6%に増加した。

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同社のシュテファン・クレベルト社長は通期についても大幅な増収増益を見込んでおり、売上高は8億7,000万~9億2,000万ユーロに拡大するとの見通しを示した。

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また、同社は2013/14度までに自力成長で売上高を12億ユーロに伸ばし、EBITDAベースで売上高利益率を10%に引き上げることを目指している。

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