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2011/3/11

一般・技術・その他 (旧)

独ダイムラーなど、RFID活用した位置情報管理システムを開発

この記事の要約

独自動車大手のダイムラー、IT大手IBMのドイツ法人、ブレーメン大学の生産物流研究所(BIBA)はRFID(電波による個体認識技術)を活用した位置情報管理システムを共同で開発している。これは、独連邦経済省が支援する研究プ […]

独自動車大手のダイムラー、IT大手IBMのドイツ法人、ブレーメン大学の生産物流研究所(BIBA)はRFID(電波による個体認識技術)を活用した位置情報管理システムを共同で開発している。これは、独連邦経済省が支援する研究プロジェクト「RAN」(RFID-based AutomotiveNetwork)の一環で、不具合修正など自動車生産の後工程における追跡作業のコスト削減や時間短縮を目指す。

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今回のプロジェクトでは、電池を内蔵しないパッシブRFIDを採用する。アクティブタグと呼ばれる電池を内蔵したRFIDはパッシブタグに比べ高価なため、コスト面で投入範囲が限られる難点がある。同プロジェクトでは、米RFIDシステム大手のMOJIXが自動車に固定するパッシブUHF(極超短波)トランスポンダー(電波中継機器)位置測定システムを提供する。

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「RAN」は、独物流大手のBLGロジスティクスグループとダイムラーが主導し、BIBAがサポートする産学研究プロジェクト。RFIDシステムの活用により、自動車メーカー、部品サプライヤー、物流会社などが生産・物流工程における情報を共有し、効率的なサプライチェーンマネジメントや管理システムを構築することを目指す。

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