独自動車大手のダイムラーは22日、アルジェリアのルイバでトラックとバスを生産する計画を明らかにした。すでにアルジェリア政府との間で覚書を交わしたという。計画によると、同社の筆頭株主であるアラブ首長国連邦(UAE)・アブダビ首長国の国営投資会社アーバル・インベストメンツ(出資比率9%)とアルジェリア政府はルイバに合弁会社を設立し、商用車をノックダウン生産する。ダイムラーは技術支援と部品供給を行う。
\メルセデス・ベンツの中東欧・アフリカ・アジア地域営業責任者のペーターアレクサンダー・トレッティン氏は今回の計画について、「アルジェリアの潜在市場を見込んだ措置で、北アフリカ市場における地位をさらに強化するのが狙い」と説明。また、「新たな雇用を創出することで現地経済も発展する」と強調した。
\ドイツ政府とアルジェリア政府は今月9日に開いた第1回独アルジェリア合同経済委員会において経済協力で合意した。ダイムラーは今回のプロジェクトを通して協力する。両国はまた、アルジェリアにドイツ式の職業訓練制度を導入することで合意した。
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