独オスナブリュック単科大学は、自動車の代わりに電動スクーターを利用した場合に発生する課題を調査するための実用試験を実施する。研究開発した技術の実用化をサポートする同大学の運営会社Science to Businessを通して実施し、インフラ整備や技術面の課題、利用状況などを調査・分析する。
\オスナブリュックは、通勤に自動車を利用する人が多いドイツの中規模都市(人口10万~30万人)に分類される。同プロジェクトには、法人や個人が参加。電動スクーターに搭載した計測装置でエネルギーの消費や充電時間、出力などのデータを収集するほか、ドライバーが利用状況を記録して情報を補足する。研究チームはデータを分析し、産業界やエネルギー供給会社などが今後取り組むべき課題などを探る。
\オスナブリュック市の公共事業局は再生可能エネルギーの電力供給などを通して協力する。また、ドイツ環境財団(DBU)が約11万2,000ユーロを資金支援する。
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