仏PSAプジョー・シトロエンが20日発表した2011年1-3月期の売上高は154億1,000万ユーロとなり、前年同期から10.2%増加した。欧州市場の販売は振るわなかったものの、ロシアや中国など新興国が好調で、増収を確保した。
\中核の自動車部門の売上高は前年同期比6.0%増の112億6,200万ユーロ、販売は0.8%増の92万1,400台だった。販売台数を地域・国別で観ると、欧州が前年同期比5.6%減の57万5,400台に後退した一方、ロシアが94.6%増の1万5,600台、ラテンアメリカは16.1%増の6万9,600台、中国が15.1%増の10万2,600台、その他が40.7%増の5万800台に拡大した。
\PSAは11年1-6月期(上期)について、東日本大震災に伴う電子部品などの調達困難により、経常利益が1億5,000万ユーロ押し下げられるとの見通しを示している。
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