仏自動車部品大手のフォルシアが19日発表した2011年1-3月期の連結売上高は39億6,300万ユーロとなり、前年同期から23.7%増加した。北米やアジアでの販売好調が増収に貢献した。
\製品売上高は前年同期比22.5%増の31億360万ユーロだった。地域別で見ると、主力の欧州が18%増の20億8,720万ユーロ、北米が34.7%増の5億6,870万ユーロ、南米が32.8%増の1億4,680万ユーロ、アジアが29.1%増の2億4,970万ユーロといずれも大幅な増収となった。製品別売上高では、自動車用シートが11.8%増の11億8,800万ユーロ、内装システムが15.8%増の7億7,540万ユーロ、エギゾースト・システムが27.2%増の7億1,570万ユーロ、エクステリアが77.3%増の4億2,420万ユーロに拡大した。
\フォルシアのアンベール最高財務責任者(CFO)によると、東日本大震災に伴うサプライチェーンの混乱による影響はこれまでのところ確認されておらず、4-6月期についても震災の影響はほとんどない見通し。同CFOはまた、11年通期の連結売上高について、148億~153億ユーロとした期初見通しを年央に上方修正する可能性があると示唆した。
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