自動車用シートヒーターメーカーの独WETオートモーティブ・システムズ(オーデルツハウゼン)は2日、自動車用電子機器メーカーの独ヘルバコ(ハイリゲンハウス)と、自動車用シートヒーターの電子制御システムを開発・製造する合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社は米国で設立し、米とメキシコにあるWETの既存工場を活用して事業を行う。今年下半期の稼働開始を見込む。
\今回の合弁設立は、温熱シートシステムの主要構造部品の開発から製造までを自社でてがける垂直統合戦略の一環。WETのカスパール・バウムハウアー社長は「ヘルバコと提携することで、顧客により良いサービスを提供できるようになるとともに、システムパートナーとしての地位を強化できる」と述べ、合弁設立の意義を強調した。
\また、ヘルバコにとってもWETとの提携でドイツ国外に初めて拠点を設けることができるなど、メリットは大きい。
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