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2011/5/13

一般・技術・その他 (旧)

Blue for Green、LPG、CNG対応エンジンの改修サービス開始

この記事の要約

独Blue for Greenはこのほど、自動車の修理工場やディーラーを対象に、顧客の自動車を5営業日内に液化天然ガス(LPG)または圧縮天然ガス(CNG)に対応するエンジンに改修するサービスを開始した。同サービスにより […]

独Blue for Greenはこのほど、自動車の修理工場やディーラーを対象に、顧客の自動車を5営業日内に液化天然ガス(LPG)または圧縮天然ガス(CNG)に対応するエンジンに改修するサービスを開始した。同サービスにより修理工場やディーラーは独自に改造作業することなく顧客にエンジン改修サービスを提供できる。2日付業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。

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Blue for Greenは、欧州排出ガス基準「ユーロ5」対応車やガソリン直噴エンジン搭載車への改修を専門としており、技術面では自動車輸送の欧州最大手・独ブレーメン港湾会社(BLG)の子会社Auto Tecと提携している。改修後は独技術監査機関テュフの車検認定を受けディーラーに納車する。改修エンジンには3年間の走行距離無制限の保証を付与している。Blue for Greenのカーレ社長は、エンジンの定期整備の間隔に影響はないとした上で、走行35万キロでエンジンフィルターを交換することを勧めている。

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同社は今後、フリート向け事業を強化していく方針。ドイツでは年初から「E10」(バイオエタノール比率が10%)ガソリンの販売が開始されたものの、ドライバーのE10燃料に対する不安感は強く、今後はLPCやCNG対応エンジンへの改修が増えると見込んでいる。

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