スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは14日、新型フロントルーフピラーを発表した。従来製品より大幅に細くなり軽量化に成功すると同時に、強度を向上させている。
\新型ルーフピラーは、従来品の3分の1の細さとなった。このため、ドライバーの視角は25%拡大し、重量も10%軽減している。また、衝撃吸収能力を高めるためにエアバッグに利用されている技術を採用。衝突の際にはガス発生器がルーフピラーを膨張させ、衝撃を吸収する。衝突テストによると、膨張したルーフピラーの強度は45%向上したことが示されたという。さらに、ルーフピラーがスリムになることで、デザインやスタイリングの自由度が高くなるという利点も強調している。
\