独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は8月29日、同社初の電気自動車(EV)のコンセプトモデル「オクタビア・グリーン・Eライン」の生産を開始したと発表した。計10台を生産し、チェコの道路で今秋、実証走行試験を行う。一般の交通条件の下での走行パフォーマンス、使い勝手、信頼性、安全性などを調査するのが目的だ。地球温暖化を食い止めるための車両の排ガス規制は年々、厳しくなっており、シュコダは将来、EVが重要な役割を果たすと見込んでいる。親会社のVWと協力し、今後も開発を進める計画だ。
\オクタビア・グリーン・Eラインはシュコダの主力モデル「オクタビア」のステーションワゴンをベースにしており、モーターの最大出力は85キロワット、最大トルクは270Nm。蓄電容量26.5キロワット時、重さ315キログラムのリチウムイオン・バッテリーを搭載している。時速0~100kmの加速は12秒、最高時速は135キロメートル。フル充電時で最大150キロメートル走行できる。
\