独自動車部品メーカーのEnstor Technologiesはフランクフルト国際モーターショー(IAA)に、電気自動車やハイブリッド車向けのフライホイール式運動エネルギー回生システム「E-Kers」(Electric Kinetic Energy Recovery System)を出展する。同システムを採用すると、航続距離の伸長や燃費改善、二酸化炭素(CO2)排出量の削減などの効果がある。
\「E-Kers」は、フライホイール、電気モーター、制御装置付きパワーエレクトロニクスなどで構成される。ドライバーがブレーキをかけると、フライホイールの回転数が上がり、エネルギーが蓄積される。車両を再び加速すると、蓄積されたエネルギーが伝達され加速を補助する仕組み。
\同システムの重量は約25キログラム、設置スペースは12.5リットル。「E-Kers Street」と「E-Kers Rail」の2種類があり、乗用車、商用車のほか、産業用にも投入できる。
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