独自動車大手のダイムラーは26日、トラック部門のダイムラー・トラックスと中国の大手商用車メーカー、北汽福田汽車が折半出資の合弁会社を設立する計画について中国の商務部(MOFCOM)から認可を得たと発表した。
\合弁会社は北汽福田汽車のトラックブランド「欧曼(Auman)」の中・大型トラックを生産し、中国市場向けに販売するほか、輸出も検討する方針。ダイムラーは2008年から認可を申請しており、認可を得るまでに3年かかった。
\ダイムラーは合弁会社に、ディーゼルエンジンや排ガス処理に関する技術を投入し、欧州連合(EU)の排ガス基準「ユーロ5」に準拠したトラックの生産を目指す。北汽福田汽車は中国の販売・サービス網を提供するほか、中国やアジア市場で培ったトラック事業のノウハウを提供する。
\中国における6トン以上の中・大型トラックの市場規模は2010年の年120万台から、2020年には150万台に拡大する見通し。
\北汽福田汽車は2010年に中・大型トラックを約10万5,000台販売した。2011年上半期(1~6月)は約6万6,500台に達している。同社は中・大型トラックを生産する2工場を持ち、年16万台の生産能力を持つ。同社の2工場は合弁会社に引き継がれる。
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