仏プジョーは26日、仏環境エネルギー管理庁(ADEME)が主催したパリのイベント「ADEMEイノベーションフォーラム」で、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「VELV」を初公開した。
\未来のシティコミューターとして提案されているVELVは、後輪のトレッド幅を狭めた3輪車のようなスタイルを特徴としており、乗車定員は3人。モーターの最大出力は20キロワット(kW)で、最高時速は100キロメートル(km)、航続距離は100kmとなっている。 二次電池は蓄電容量8.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、車両重量は650キログラムと軽くしている。また、最小回転半径は3.6mと取り回しが良く、道幅の狭い市街地での運転に向いているという。
\VELVの開発プロジェクトには、ルロワ・ソマー、GKN、ヴァレオ、ジョンソン・コントロールズ、レオニ、ミシュランが参加した。プジョーは今後、VELVをベースに個人のセカンドカー需要や法人・レンタカー向けEVの販売可能性を探っていく考えだ。
\