ドイツテレコムは21日、昨年12月から実施していた自動車用アプリ・アイデアコンテストの優勝作品を発表した。最優秀賞に輝いたのはフローリアン・クロックさんの「m’i‘electoric」というアイデア。ドライバーの運転行動を分析し、電気自動車(EV)への乗り換えに向くかどうかを判断するというコンセプトで、2万5,000ユーロの賞金が贈られた。
\「m’i‘electoric」のアイデアは①アプリを作動して運転行動(走行距離、頻度、速度、加速パターン、空調装置の利用、走行ルート周辺の充電スタンドなど)を数カ月にわたって記録②集めたデータを元に、実際のモビリティ需要を分析し、EVでの走行が可能かを判断③EVへの乗り換えが可能と判断すると、ドライバーの走行パターンに最も合うEV車を紹介する――というもの。
\ドイツテレコムの自動車用アプリ・アイデアコンテストは、ドライバー(ユーザー)が欲しいと思うアプリ機能を集め、車載インターネットの実現や普及に役立てることを目的に実施された。BMWや自動車業界紙『アウトモビールボッヘ』、全ドイツ自動車クラブ(ADAC)、自動車部品大手コンティネンタル、自動車雑誌『アウトビルト』が協賛し、アイデア募集開始から今年8月の締め切りまでに寄せられたアイデアは1,885件に上ったという。
\