ドイツのカッセル大学が主導するプロジェクト「E2V」では操作の一部を自動化した電気自動車を開発している。乗用車が進入できない住宅地や公園、街の中心部などでの利用を想定したもので、1車軸・2輪の1~2人乗り用モデルを計画している。低速度で走行し移動範囲も狭いため、小型電池を搭載したエネルギー効率の良い車両になる見通しという。
\同モデルを利用して、例えば、高齢者や歩行が困難な人などが難しい操作を必要とせずに自由に移動できるようになる。表情で操作できるシステムなども研究する計画という。
\同モデルには、全地球測位システム(GPS)やセンサーを装備するほか、状況に応じて必要な情報を表示できるようなITシステムの搭載も計画している。
\同プロジェクトには、カッセル大学から自動車システム・基礎電気工学科などが参加するほか、産業パートナーとして6社が協力している。また、連邦教育研究省は291万ユーロを支援する。
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