ソーシャルネットワークサービス(SNS)が自動車購入の際に果たす役割は副次的――独自動車ポータルサイト大手Mobile.deがこのほど実施した調査で、こうした意外な結果が明らかになった。調査対象となった消費者の約7割がSNSを好んで利用すると回答した一方、クルマを購入する際の情報収集手段としてSNSを活用しているとした人はわずか5%にとどまった。
\mobile.deは今年6~7月にかけて、自動車購入予定の4,000人の消費者を対象に調査を実施。購入に際して利用するオンラインサービス全般と、mobile.deサイト内でユーザーがとる行動を調べた。
\購入決定で重視する項目(複数回答)をたずねたところ、最も多かったのは自動車取引サイトの85%。これに試乗(71%)、テストレポート(54%)が続いた。
\最初から購入ブランドや車種を決めているユーザーは少数派だった。調査対象者の4人に3人は少なくとも2ブランドを、2人に1人以上が3ブランドを購入候補に考えていた。絞り込んだ最終候補の数は「2モデル以上」が8割、「3モデル」は2人に1人だった。
\インターネットにおける新車販売も重要性を増している。
\新車・中古車の選択では、最初から「新車・新古車を買う」と決めていた消費者は30%、「どちらにするか決めていない」は27%だった。この27%が全員新車購入に決めたとすれば、最大で消費者の2人に1人がオンラインで新車を購入する計算になる。
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