IT・エンジニアリング開発サービス大手の仏アルトランは、ドイツ事業を強化する方針だ。同社のリーダー・キルスタン取締役(自動車事業担当)が明らかにしたもので、同社が事業を展開する地域全体の平均を上回る成長を目指す。内部成長のほか、同業買収による事業拡大も視野に入れる。独業界紙『アウトモビールボッヘ』が報じた。
\アルトランの2010年のドイツ市場における売上高は1億1,500万ユーロで、ドイツ国内の従業員は約1,000人。総売上高に占める自動車関連事業のシェアは18%に上る。同社は中期的に全体の従業員数で2,500~3,000人、売上高で3億ユーロとする目標に掲げる。競合企業にはエダック、ベルトラント、ESGなどがある。
\キルスタン取締役は、今後の成長が見込める分野として車載ネットワークとテレマティクスを挙げる。移動通信、コンテンツプロバイダーなどと提携して魅力のある車載プラットフォームや携帯端末向けアプリを開発し、自動車メーカーに売り込んでいくとしている。
\