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2011/11/11

企業情報 - 部品メーカー

ハンガリー政府、自動車部品大手ラーバにTOB

この記事の要約

ハンガリー国民資産管理公社(MNV)は7日、同国の商用車・部品メーカー、ラーバに対し、株式公開買い付け(TOB)による買収を提案した。自動車産業に対する政府の影響力を強める狙いで、「ラーバの長期的戦略の策定に当たって、国 […]

ハンガリー国民資産管理公社(MNV)は7日、同国の商用車・部品メーカー、ラーバに対し、株式公開買い付け(TOB)による買収を提案した。自動車産業に対する政府の影響力を強める狙いで、「ラーバの長期的戦略の策定に当たって、国民の経済的・地政学的利益が十分に尊重される」とTOBの効果を説明している。経営陣や雇用、拠点展開に関して現状を変更する予定はないという。金融市場監督庁(PSZAF)は17日までに取引を許可するかどうかを決定する。

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買収提示額は1株815フォリント。2日の取引停止時の621フォリント、過去180日平均の669フォリントを22~31%上回る。国有投資会社MFBインベストがラーバ株0.68%を取得した時と並び、政府による同社株の買収額として過去最高の水準だ。

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ハンガリー政府は複数の基金を通じてラーバ株の16.15%を保有しており、今回のTOBで残る全株式を取得した場合の取引総額は92億フォリントに達する。

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政府系の年金改革・債務削減基金(出資比率:15.47%)と、マレーシア複合企業のDRBハイコム(10.85%)はすでに、保有株をMNVに売却することに同意した。ラーバの株式の約3分の2は浮動株で、7.68%が自己株式となっている。(1HUF=0.35JPY)

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