独技術検査サービス大手のDekra(シュツットガルト)は21日、ブラジルの車検サービス大手JOPEMAの資本の過半数を取得して子会社化したと発表した。急成長が見込めるブラジル市場で総合的な自動車サービス企業としての地位を固めるのが狙い。取引額は明らかにしていない。
\デクラのプレスリリースによると、JOPEMAは1990年の設立の同族企業。サンパオロ州、ミナスジェライス州、リオデジャネイロ州で事業を展開する。事故車両の損害査定や事故処理サービスなどを手がけており、現地の保険大手、レンタカー会社と取引がある。従業員数は220人、売上高は700万ユーロ。
\デクラによると、両社は車両損害査定事業での補完性が高い。同社は今回の買収によってサービスの幅を拡充できるなど、高いシナジー効果を期待している。
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