独自動車大手ダイムラーの100%子会社。ナビゲーション、位置情報ベースのサービス、ユーザーエクスペリエンス、ユーザーインターアクションなど、メルセデスベンツの車両に搭載するデジタル製品のソフトウエアを開発している。2017年の設立で、従業員は約200人。
MBitionでは、ダイムラーのマルチメディアシステムMBUX(メルセデスベンツ・ユーザーエクスペリエンス)の次世代版も開発している。
メディア報道によると、ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長の息子であるグレゴール・ツェッチェ氏(32)が2019年3月1日から、MBitionの社長に就任する。同氏はソフトウエアのエンジニアで、2011年からダイムラーに勤務している。なお、ディーター・ツェッチェ社長は、5月の株主総会で社長を退任する予定。
MBitionでは、メルセデスベンツの車両に搭載するソフトウエアの開発に加え、外部のソフトウエア専門家とのネットワークを構築し、柔軟かつ迅速に協力できる体制を構築している。
進出地の選択では、ベルリンはIT企業が多く、デジタル分野のスタートアップ企業の設立も活発であることが決め手となった。