独自動車部品メーカーのエーベルスペッヒャーが開発した自動車用プレヒーター。寒い時期に短時間で窓ガラスに凍りついた氷を溶かしたり、車内を快適な温度に温めることができる。
\同製品は温度管理機能のついた5.2kWのウォーターヒーターで、始めのうちはエンジンまで水が循環せず、ヒーターと熱交換機の間の短いサイクルで水を循環させるため、水温が早く上昇する。マイナス7℃の環境で試験したところ、従来製品より約10分短い約20分で窓ガラスの氷が解けたという。
\同装置は、エーベルスペッヒャーが特許を持つ制御システムを活用したもので、エンジンの冷却液が一定の温度以下であれば、エンジンまで水が循環しない仕組みで、冷却液の温度が一定値に達すると、エンジンまで水が循環しエンジンを温める。
\同システムでは、短時間で温めることができるため、燃費や二酸化炭素(CO2)排出量を最大60%低減することが可能という。このため、エーベルスペッヒャーでは、エネルギー消費が航続距離の縮小に大きく影響する電気自動車に適すとしている。
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