2015/12/4

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この記事の要約

ドイツのケルンに工場を持つ米自動車大手フォードの主導により同市で実施した電気駆動車の実証試験プロジェクト。第1弾に続いて2012年7月1日からスタートした第2弾がこのほど3.5 年間の実施期間を終えた。タクシーやカーシェ […]

ドイツのケルンに工場を持つ米自動車大手フォードの主導により同市で実施した電気駆動車の実証試験プロジェクト。第1弾に続いて2012年7月1日からスタートした第2弾がこのほど3.5 年間の実施期間を終えた。タクシーやカーシェアリング、通勤などに電気自動車(BEV)やプラグハイブリッド車(PHEV)を投入し、利用状況や利便性などを調査した。飛行場や近距離交通の運営会社とも協力し、その他の交通機関との連携を重視した。

プロジェクトには、フォードのほか、タクシー運営会社やドイツ鉄道のカーシェアリング子会社、デュースブルク・エッセン大学など13パートナーが参加した。

フォードはプロジェクトに計56台の電気自動車やプラグインハイブッド車を供給した。内訳は、「トランジットエレクトリック」(BEV)2台、「トランジット・コネクト・エレクトリック」(BEV)10台、「フォーカス・エレクトリック」(BEV)22台、「Cマックス・エネルギー」(PHEV)21台、「フュージョン・エネルギー」(PHEV)1台。

ケルンの地域エネルギー供給会社のRheinenergieは充電インフラの整備・運営を担当し、同市内および周辺で80カ所・120基の充電スタンド(充電ポイント207カ所)と太陽光発電設備と連携した充電インフラ(ソーラーカーポート)4カ所(14台分)を運営した。

投入車両の走行距離は計71万5,000キロメートルで、純粋な電気駆動による走行が計49万km(69%)、ガソリン又は電気とガソリン燃料を連携した走行が計約22万5,000kmを占めた。

1回あたり走行距離は22km以下が全体の90%を占めた。ただ、電気自動車(BEV)では平均15km 、プラグハイブリッド車(PHEV)では平均38kmと走行距離に差が見られた。

1日あたりの走行距離は電気自動車(BEV)が平均32km 、プラグハイブリッド車(PHEV)は平均65kmだった。

また、プロジェクトの開始当初は、充電しないで走行する距離が電気自動車(BEV)では平均19km、プラグハイブリッド車(PHEV)では平均71kmだったが、時間が経つにつれてBEVは平均28km、PHEVでは平均74kmに拡大した。

参加者へのアンケート調査では、次に自動車を買い替える際に電気自動車の購入を検討するかについての質問したところ、「はい」と回答した人の割合はPHEVが全体の70%であったのに対し、BEVは50%にとどまった。

同プロジェクトはドイツ連邦運輸デジタルインフラストラクチャー省(BMVI)が750万ユーロを支援した。

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