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2011/9/9

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MEET

この記事の要約

ドイツのミュンスター大学にある蓄電技術の研究センター。2008年半ばに同研究センター設立の計画が持ち上がり、2009年9月に正式に活動をスタートさせた。\ \ MEETはMuenster Electrochemical […]

ドイツのミュンスター大学にある蓄電技術の研究センター。2008年半ばに同研究センター設立の計画が持ち上がり、2009年9月に正式に活動をスタートさせた。

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MEETはMuenster Electrochemical Energy Technology(ミュンスター電気化学エネルギー技術)を略したもので、化学や素材研究などの基礎研究から応用技術まで幅広い範囲を対象とする。産業界と研究機関の産学連携(Science-to-Business-Approach)を強化し、蓄電技術の競争力を高めることが目的。すでに30社以上がMEETに参加しており、大手企業だけでなく、中堅・小規模企業との連携も重視している。特に中小企業は、同センターのインフラやノウハウ活用することで研究開発の幅が広がり、負担も軽減できる。

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MEETでは、リチウムイオン電池の素材や部材、セルデザインの改良、劣化プロセスの分析などのほか、電気二重層キャパシタの研究にも取り組んでいる。 

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また、METTでは法人向けに、リチウムイオン電池セルの寿命や安全性に関する試験サービスや、素材分析、新技術導入のコンサルティングサービスなども提供している。

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同センターの資金はミュンスター大学とノルトライン・ヴェストファーレン州政府が主に負担しているが、連邦政府の経済技術省(BMWi)、教育研究省(BMBF)、環境省(BMU)もMEETを支援している。また、さまざまなプロジェクトで、欧州連合(EU)やドイツ研究振興協会(DFG)からも助成を受けている。

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