CITY eTAXI

ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)が支援するエレクトロモビリティーに関するプロジェクトの第3弾「IKT fuer Elektromobilitaet III」における共同プロジェクト「アダプティブ・シティ・モビリティ(ACM)」が開発した小型電気自動車。2017年からミュンヘンで同モデルを使用した実証試験を実施する。

同プロジェクトでは、「Less is more」をモットーに、競争力が高く、省資源で、環境にやさしいエレクトロモビリティの開発を目指している。

「CITY eTAXI」は、車両クラス「L7e」に該当する3人乗りの小型車で、アクリルガラス製の透明なドアを採用したデザインが特徴。「バックパック」と呼ばれるトランクルームも装備する。

市内交通の様々な用途への投入を想定しており、例えば、タクシー(eTAXI)、カーシェアリング(eSHARING)、配送業務(eLOGISTIK)、観光(eTOURISMUS)などの分野に同モデルを活用できるとしている。

同プロジェクトでは、最新の情報通信技術や再生可能エネルギーの活用にも注力している。また、総費用(TCO:Total Cost of Ownership)を抑え、手頃な価格で電気自動車を利用できる事業モデルの開発にも取り組んでいる。

例えば、手動で車載充電池を交換できるシステムにより、車両の稼働率を高める事業モデルや、充電池の交換ステーション、運営事業者、エネルギー事業者、ユーザーをネットワークで連携するシステムの開発などに取り組んでいる。

3月にドイツのハノーバーで開催される国際情報通信技術見本市「CeBIT」(3月20~24日)では、「CITY eTAXI」のショーカーをドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)のスタンドで展示する予定。

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