アルミニウムやカーボンを素材とした超軽量アンテナの開発・販売を事業とする。2006年11月に創業者で社長のクリストフ・キーンマイヤー博士が設立した。オーストリアのウィーンに本社を置く。
\同社の製品は無人航空機(UAV)のほか、自動車、船舶、モータースポーツなどに採用されている。現在はオーストリアおよびドイツの企業に製品を供給。将来はフランス、英国、米国、ロシアなどにも取引先を広げていく計画だ。
\キーンマイヤー社長は同社の製品について、「スペースや重量、デザインが制限される分野に需要がある」と説明。例えば、UAVではアンテナが軽量であるほど飛行距離が伸びるという。
\これまでに重量が40グラムの角型カーボンアンテナなどを開発している。
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同社は当初、無人航空機(UAV)向けのアンテナ開発に重点を置いていたが、現在は自動車向けのアンテナにも事業を広げている。
\2007年にウィーンに本社置くUAVメーカーのシーベル(Schiebel)と開発協力を開始し、2008年にシーベルの無人ヘリコプターに超軽量の角型アンテナが採用された。
\2008年には独高級車メーカーのBMWとの共同プロジェクトがスタート。BMWとは現在、複数のプロジェクトを進めているという。
\ \現在は、中小企業を主に資金援助しているオーストリアの銀行austria wirtschaftsservice(AWS)、ウィーン大学などが設立したベンチャーキャピタルのINiTS などから資金援助を受けており、2011年までに採算ベースに乗ることを目標としている。
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