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2010/1/15

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ホンゼル

この記事の要約

ドイツの軽金属部品メーカー。自動車部品を主力事業とし、乗用車や商用車向けにアルミニウム、マグネシウムなどを使ったエンジン部品や駆動装置部品、車体部品などを生産している。\  本社は独西部のメシェデに置く。従業員数は約4, […]

ドイツの軽金属部品メーカー。自動車部品を主力事業とし、乗用車や商用車向けにアルミニウム、マグネシウムなどを使ったエンジン部品や駆動装置部品、車体部品などを生産している。

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 本社は独西部のメシェデに置く。従業員数は約4,000人。ドイツのほか、フランス、ブラジル、スペイン、メキシコに工場を持つ。2008/09年度(3月末締め)の売上高は約7億ユーロ。利払い・税金・減価償却前利益(EBITDA)では1,500万ユーロの黒字を計上した。

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同社は1908年にフリッツ・ホンゼル氏が創業。当初はアルミニウム製の食器(ナイフやフォーク、スプーンのセット)を製造していた。

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1925年に本社をメシェデに移すとともに、シリンダーヘッドやエンジンブロックの生産を開始。30年代にはマグネシウム鋳造部品の生産も始め、フォルクスワーゲンの「ビートル」にもエンジンカバーやトランスミッションカバーを供給していた。

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80年代から90年代前半には内外で企業を買収するなどして規模を拡大していったものの、1999年に投資会社の米カーライルに買収された。その後、2004年に米投資会社リップルウッドの傘下に入った。

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同社の主力製品は、エンジンブロック、シリンダーヘッド、トランスミッションカバーなど。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、今後は構造部品の比率を高め、売上高に占める割合を現在の10%未満から15~20%に引き上げていく方針。

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2009/10年は売上高で6億ユーロ、EBITDAでは黒字計上を見込む。

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