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2014/5/16

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Gasoline Technology Car

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルとシェフラーが共同開発したプロトタイプ。1 リットル3気筒エンジンを搭載するフォード「フォーカス 1.0L エコブースト」をベースとする。マイルドハイブリッド技術の搭載などにより、燃費を […]

独自動車部品大手のコンティネンタルとシェフラーが共同開発したプロトタイプ。1 リットル3気筒エンジンを搭載するフォード「フォーカス 1.0L エコブースト」をベースとする。マイルドハイブリッド技術の搭載などにより、燃費を最大17%低減したという。また欧州連合(EU)の排ガス基準「Euro 6c」も満たしている。5月8〜9日にオーストリアで開催された第35回ウィーンエンジンシンポジウムで紹介した。

コンティネンタルの燃料噴射やエンジン制御の技術をベースとなるモデルの既存システムと入れ替えたほか、さまざまな部品や技術を追加したという。中核となるのは、コンティネンタルのマイルドハイブリッド技術「48ボルト・エコドライブシステム」とシェフラーの電子制御式クラッチ(e-clutch)および温度制御技術。さらに、コンティネンタルの子会社エミテックのエンジンの摩擦損失を低減する技術や電気加熱触媒コンバーターを搭載した。

変速機は6速マニュアルトランスミッションを採用した。電子制御式クラッチにより惰行(惰性走行)運転の間はエンジンをドライブトレインから分離することで燃費を低減。また、エネルギー回生システムにより回収・蓄積したエネルギーを触媒コンバーターの電気加熱に再利用している。

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