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2011/2/18

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フォイト

この記事の要約

ドイツの機械メーカー。製紙機械(フォイト・ペーパー)、駆動装置(フォイト・ターボ)、水力発電設備(フォイト・ハイドロ)、産業サービス(フォイト・インダストリアル・サービス)の4部門を持つ。同社はこのほど、独高級車メーカー […]

ドイツの機械メーカー。製紙機械(フォイト・ペーパー)、駆動装置(フォイト・ターボ)、水力発電設備(フォイト・ハイドロ)、産業サービス(フォイト・インダストリアル・サービス)の4部門を持つ。同社はこのほど、独高級車メーカーのアウディと繊維強化部品の開発生産で協力すると発表した。

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同社は140年以上の歴史を持つ野同族企業で、世界に約4万人の従業員を持つ。ドイツ南部のハイデンハイム・アン・デア・ブレンツに本社を置く。

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2009/10年通期の売上高は前年比2%増の51億9,800万ユーロ、受注高も同7%増の53億ユーロに拡大した。最終利益は1億2,100万ユーロとなり、前年に比べ58%の増益を確保した。

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同社は機械製造として創業し、1830年には製紙機械の製造プロジェクトに参加している。商業登記簿に登録し公式に会社を設立したのは1867年。現在、世界で使用されている紙の3枚に1枚は同社の製紙機械で生産されているという。

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水力発電設備事業のフォイト・ターボは2000年4月にフォイトと独電機大手のシーメンスが設立した合弁会社で、タービンや発電機などを製造している。同分野におけるフォイトの歴史は長く、100年以上前から水力発電設備を製造しているという。同社によると、世界の水力発電の約3分の1はフォイト・ターボ製の設備が使われている。

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フォイト・ターボは、建機などの特殊車両やバス、トラック向けのダンピングや駆動装置、ターボチャージャーのほか、鉄道車両や船舶、産業向けの部品も供給している。産業サービス部門は他の3部門と連携し、設計や組み立て、保守サービスなどを提供している。 

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