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2014/5/23

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automotiveHMI

この記事の要約

ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の開発業務の連携を円滑にすることにより、開発の加速を目指すドイツの研究開発プロジェクト。HMIの仕様に関する情報を共有するためのプラットフォームの開発に取り組んだ。 実施期間 […]

ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の開発業務の連携を円滑にすることにより、開発の加速を目指すドイツの研究開発プロジェクト。HMIの仕様に関する情報を共有するためのプラットフォームの開発に取り組んだ。

実施期間は2011年1月~2013年12月までの3年間。予算は約750万ユーロで、ドイツ連邦経済技術省が支援した。

プロジェクトを主導したのは、ドイツ人工知能研究センター(DFKI)と車載器組込ソフトなどを供給しているエレクトロビット・オートモーティブ。このほか、自動車大手のアウディ、ダイムラー、フォルクスワーゲン、ポルシェ・エンジニアリンググループ、自動車部品大手のロバート・ボッシュ、フラウンホーファー実験的ソフトウエア工学研究所(IESE)など9社・機関が参加した。

インフォテイメントなど車載機能が増える中で、機能の操作のしやすさも重要性を増している。その一方で、システムが複雑になり、製品サイクルも短くなっていることから、HMシステムの仕様に関する情報を共有するためのプラットフォームを開発し、開発プロセスにおける連携の効率改善を目指した。

同プロジェクトで得られた成果をさらに発展させるため、大部分の参加企業・機関は、新たなパートナーも迎え入れてさらに開発を継続する計画であるという。

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