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鉛蓄電池に関するドイツの共同研究プロジェクト。定置用鉛蓄電池の新しい材料を研究し、鉛蓄電池の性能向上および鉛蓄電池産業の競争力強化の可能性を探る。

具体的には、生産工程におけるエネルギー効率の改善(30%)充電パフォーマンスの改善、電池寿命の延伸(30%)、エネルギー密度(30%)の向上――を目指す。

プロジェクト予算は341万ユーロ。うち、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が60%を支援している。実施期間は2017年9月1日~2020年8月31日までの3年。

電池メーカーのEXIDE Technologies Operationsがプロジェクトの調整役を務めるほか、フラウンホーファー・ケイ酸塩研究所(ISC)などが参加している。ISCは、新しい添加剤の構成および電池特性への影響を研究する。

ドイツでは年20万トンを超える鉛蓄電池が流通している。鉛蓄電池は、生産からリサイクリングまでの一連の流通構造がドイツ国内で完結できているため、プロジェクトの成果を迅速に反映できる利点がある。

プロジェクト参加者は下記の通り(拠点):

EXIDE Technologies Operations GmbH & Co. KG(ビューディンゲン)

Evonik Resource Efficiency GmbH(ハーナウ)

PENOX GmbH(オーアドルフ)

SGL Carbon GmbH(マイティンゲン)

アーヘン工科大学(RWTH)(アーヘン)

Fraunhofer ISC(ビュルツブルク)

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