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2011/1/28

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エコモータース・インターナショナル

この記事の要約

2気筒エンジン「Opoc」を開発した米新興企業。独自動車大手フォルクスワーゲンのエンジン開発部長を務めたオーストリア出身のペーター・ホーフバウアー氏(69)がVWを退職後、2008年に米ミシガン州のデトロイト近郊に設立し […]

2気筒エンジン「Opoc」を開発した米新興企業。独自動車大手フォルクスワーゲンのエンジン開発部長を務めたオーストリア出身のペーター・ホーフバウアー氏(69)がVWを退職後、2008年に米ミシガン州のデトロイト近郊に設立した。

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「Opoc」はシリンダーが対面に配置されていることから「Opoc」(「Opposed Piston」「Opposed Cylinder」)と名付けられた。ガソリン、ディーゼル、ガス燃料に対応するほか、小型乗用車から大型トラックまで幅広い車種に搭載できる。小型・軽量であるうえ、燃費は従来エンジンに比べ15~54%改善している(実験室レベル)。

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2気筒エンジンはこれまで、排ガスに含まれる有害物質の多さや燃費の悪さが難点とされてきたが、エコモータースは4気筒エンジンと同水準の燃費や排ガス基準をクリア、さらに従来のエンジンよりも約20%安く生産できるという。

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1月24日発行の独経済誌『ヴィルツシャフツボッヘ』によると、某大手トラック・エンジンメーカーがすでに、Opocのディーゼルエンジンを量産化し、中・大型エンジンに採用する契約を同社と締結。近く発表する予定という。また、中国の自動車部品メーカーZhongdingは2013年からOpocエンジンの生産を開始する予定。

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同エンジンには世界の自動車メーカーが関心を寄せており、米自動車大手のゼネラルモータース、クライスラー、フォードのほか、日本や中国、インドの自動車メーカーなども同社を訪れているという。

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昨年の夏には、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏とサンマイクロシステムズの共同設立者であるビノッド・コースラ氏が同社に出資したことで注目を集めた。

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 経営陣には米ゼネラルモータースの元チーフエンジニアやフォードの元マネージャーが名を連ねているという。

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