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2015/5/29

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AutoNOMOS Labs

この記事の要約

ベルリン自由大学のプロジェクトで、同大学の情報科学研究所の人工知能を研究する作業グループが自動車の自動運転や運転支援システムの開発に取り組んでいる。コンピューターやセンサー技術などの投入により道路交通の安全性向上を目指し […]

ベルリン自由大学のプロジェクトで、同大学の情報科学研究所の人工知能を研究する作業グループが自動車の自動運転や運転支援システムの開発に取り組んでいる。コンピューターやセンサー技術などの投入により道路交通の安全性向上を目指している。同プロジェクトは、ドイツ連邦教育研究省が支援している。

スイス通信最大手のスイスコムは5月4~14日にチューリッヒで、AutoNOMOS Labsがフォルクスワーゲン(VW)「パサート」をベースに開発した自動運転車の走行試験を実施した。この試験車は、レーザースキャナーやレーダー、ビデオカメラで周辺の自動車や歩行者を認識し、ソフトウエアでデータを分析する。

この試験車は、ドライバーが運転席に乗車した状態で、スイスの連邦環境・運輸・エネルギー・通信省(UVEK)が認可したルートを走行した。

スイスコムは今回の走行試験について、自動運転車を自ら開発する計画はなく、未来のモビリティーシステムに関する知見を得るために実施した、と説明している。自動車や電子機器、ユーザーをネットワークで結ぶ未来の通信ネットワークサービスの開発に役立てる。

スイスコムは現在、スイス連邦道路局(ASTRA)向けに、携帯電話の匿名の位置情報を分析し、交通量の推移を予測するビックデータプロジェクトに参加している。

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