DeCarTrans

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Demonstrating a Circular Carbon Economy in Transport along the Value Chain

持続可能な原料を使用した合成燃料(e-fuel)の量産化に取り組むドイツの産学連携プロジェクト。ザクセン州のフライベルク鉱業工科大学にあるデモンストレーション用プラントで、生物由来または再生可能なメタノールから、2026年までの4年間で38万リットルの合成燃料を生産する。

5月25日には、当該プロジェクトの一環として生産した最初の1万5,000リットルを出荷した。生産した合成燃料は、プロジェクトパートナーによる燃料の研究や車両試験に活用する。

今後に向けては、様々な品質のメタノールをテストしたり、触媒の改良による生産効率の向上などに取り組む計画。

このデモ用プラントは、2009年に独産業設備メーカーのChemieanlagenbau Chemnitz(CAC)が整備したもので、これまで連邦政府や州政府の支援やCACの自己資金などを元手に様々な研究開発プロジェクトを実施してきた。

今回のプロジェクトは、ドイツ連邦デジタル・交通省(BMDV)が1,493万ユーロを資金支援している。

プロジェクトには、下記の企業・機関が参加している。また、自動車業界や石油業界から複数の企業が関連パートナーとしてプロジェクトに協力している。

TU Bergakademie Freiberg

Chemieanlagenbau Chemnitz GmbH

FEV Europe GmbH

Hermann Lother & Co

Mineralölhandelsgesellschaft mbH

Coryton Advanced Fuels Deutschland GmbH

Forschungszentrum Juelich GmbH

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