商用車大手のボルボ(スウェーデン)は18日、人工知能(AI)半導体大手の米エヌビディアとトラックなどの自動運転システムを共同開発することで合意したと発表した。エヌビディアの自動運転に対応するAI搭載コンピューター技術やソフトを活用し、公道を安全に走行できる完全自動運転車の開発を目指す。
提携は複数年に及ぶ長期で、トラックやバス、重機の自動運転システムが対象となる。センサー技術やマッピング、走行経路計画などのシステムを共同開発する。開発したシステムを搭載した商用車は実証試験を行った上で、公道で本格的に運用する。貨物を輸送するトラック、バスのほかゴミ収集車など幅広い分野に導入していく計画だ。
両社はスウェーデンのイエテボリ、米カリフォルニア州サンタクララの拠点で技術者のチームを結成し、共同開発を進める。