ViaVan

独自動車大手ダイムラーの軽商用車部門メルセデスベンツ・バンと米新興企業ヴィアが2017年に設立したアプリベースのオンデマンド型ライドシェアリングサービスを提供する合弁会社。現在は、欧州4カ所でサービスを展開している。

ヴィア・バンは、2018年3月にオランダのアムステルダムでサービスを開始した。その後、ロンドン、ベルリンにも事業を拡大し、2018年10月には、英国のミルトン・キーンズ(バッキンガムシャー)でもサービスを開始した。

ベルリンでは、ベルリン交通公社(BVG)と協力関係にある。ロンドンでは2018年4月の導入から250万件を超える乗り合いの利用があった。ミルトン・キーンズでは、メルセデスベンツ「ヴィトー・ツアラー」を投入している。

同サービスでは、スタート地点と行先をアプリに入力すると、ヴィアが開発したアルゴリズムがリアルタイムでさまざまな顧客の入力データを分析し、大きな回り道をせずに乗り合いが可能なルートを分析する。乗り合いにより、車両を効率よく利用できるため、ユーザーは料金を抑えることができる。

ヴィア・バンでは、オンデマンド型のライドシェアリングを公共交通機関を補足するサービスとして位置付けており、また、車両の効率的な利用により、都市部における渋滞緩和や排ガス削減に寄与する効果があるとしている。

メルセデスベンツ・バンとヴィアは、ヴィア・バンを通したサービスのほか、センサー技術や電気自動車のフリートマネジメント、自動運転などのモビリティサービスの開発でも協力している。

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