中国資本のアイクストロン買収、独経済省が異例の承認取り消し
半導体製造装置の有力メーカーである独アイクストロンは24日、中国の投資会社・福建芯片投資基金(FGC)が同社を買収する計画への承認をドイツ経済省が取り消し再審査を行うことを明らかにした。独当局の承認撤回は異例で、国外から […]
半導体製造装置の有力メーカーである独アイクストロンは24日、中国の投資会社・福建芯片投資基金(FGC)が同社を買収する計画への承認をドイツ経済省が取り消し再審査を行うことを明らかにした。独当局の承認撤回は異例で、国外から […]
独バイオ企業サイトトゥールズは21日、主力医薬品「デルマプロ(Dermapro)」の治験をやり直すことを明らかにした。同薬の製造委託先企業の不手際が原因となり治験の最終段階で薬効を確認できなったため。最終治験を再度実施す
自動車大手の独ダイムラーは21日の決算発表で、2016年12月期の業績見通しを引き下げた。トラック販売の不振を受けたもので、グループ全体の売上高を従来予測の「前期実績をやや上回る」から「前期水準」に下方修正。販売台数も「
企業向けソフト大手の独SAPは21日の決算発表で2016年12月期の営業利益(非IFRSベース)見通しを引き上げた。クラウドサービス事業が好調なためで、従来予測の「64億〜67億ユーロ」から「65億〜67億ユーロ」へと上
炭素製品大手の独SGLカーボンは20日、黒鉛電極事業を手がける子会社SGL GEホールディングを昭和電工に完全売却すると発表した。黒鉛価格の大幅な下落を受けて同事業は業績に足かせになっていることから、売却や合弁化、新規株
ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比1.4%減となり、これまでに引き続き落ち込んだものの、下げ幅は前月の同1.6%から0.2ポイント縮小した。物価の最大の押し下げ要因であるエネルギーの下落幅が
食品、化学などプロセス産業向けの機械を手がける独GEAは20日、2016年12月期の利益見通しを大幅に引き下げた。第3四半期(7〜9月)の業績が予想を下回ったためで、12月通期の営業利益(EBITDAベース、調整済み)を
化学大手の独BASFは19日夜、ルートヴィヒスハーフェン本社工場の爆発・火災事故で停止状態にある生産施設を近日中に再稼働させていくと発表した。アナリストの間からは生産停止が年明け以降まで続くとの見方も出ていたが、同社は緊
工作機械大手の独トルンプは19日の決算発表で、3Dプリンター事業の強化方針を明らかにした。将来性が極めて大きいためで、今後2年で同分野の雇用規模を3.5倍以上に拡大。8年以内に売上規模を5億ユーロへと引き上げる考えだ。
化学大手のBASFはルートヴィヒスハーフェン本社工場の爆発事故を受けて、一部製品の生産を当面、見合わせなければならない状況だ。事故から2日経った現在も現場に立ち入れない状況が続いており、アナリストの間からは生産停止が年明
ドイツのアレクサンダー・ドブリント交通相は18日、高速道路(アウトバーン)A9号線に昨年9月に開設した自動運転技術の試験区間に関する中間報告を発表したなかで、一般道にも試験区間を設置する考えを表明した。A9号線のテスト区
ミュンヘン再保険など欧州の保険大手5社は19日、分散型ネットワーク技術「ブロックチェーン」を保険業界で実用化するための推進団体B3i(ブロックチェーン・インシュアランス・インダストリー・イニシアチブ)を設立したと発表した
マティアス・ミュラー社長をはじめとする自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの主要役員は18日、本社所在地ヴォルフスブルクの国際自動車部品見本市「IZB」を訪問し、主要サプライヤーとの協力関係を拡大する方針を明らか
保険大手の独アリアンツが中古車販売の仲介ポータルを手がける新興企業インスタモーション・リテールに資本参加する。事業環境が変化するなかで新たな収益源を模索する試みの一環で、広報担当者は日刊紙『ヴェルト』に「デジタル化の進展
自動車部品大手の独コンチネンタルは17日、2016年12月期の売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)を従来予測の11%から10.5%へと引き下げた。シャシー&セーフティー、パワートレイン、インテリアの3部門
西南ドイツのルートヴィヒスハーフェンとランパートハイムにあるBASFの工場で27日に爆発事故がそれぞれ起きた。これまでに1人の死亡、10人の負傷が確認されている。行方不明者もおり、被害者は増える可能性がある。 ルートヴィ
国内企業を国外の企業・政府から防衛するための検討がドイツの政財界で行われているもようだ。保護主義など経済エゴイズムの潮流が世界的に強まり、ドイツの有力企業が巨額の制裁金を科されて経営危機に陥ったり、互恵主義に反した“不当
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が14日発表した2016年1〜9月のグループ新車販売台数は760万9,400台となり、前年同期比で2.4%増加した。同社最大の市場である中国が好調だったことが大きく、販売に占める同
独中堅食品スーパーのカイザース・テンゲルマン(以下カイザース)を業界最大手のエデカが吸収合併する計画がとん挫した。同計画に異議を唱え裁判を起こしていたレーベなど競合企業との話し合いが13日に決裂したためで、カイザースの親
独高級乗用車3社の1-9月期販売統計が13日に出そろった。3社ともこれまでに引き続き過去最高を更新。特にダイムラーの乗用車ブランド「メルセデス・ベンツ」は前年同期比11.7%増の153万7,921台と大きく拡大し、競合B
自動車部品大手の独ボッシュは13日、システム・ソフト開発の有力企業である独ITKエンジニアリングを完全買収することで合意したと発表した。自動運転やモノのインターネット(IoT)などで重要性を増すソフト開発の分野で競争力を
製薬・化学大手の独メルクは13日、今後市場に投入する新製品の売上高で2022年までに計40億ユーロを確保するとの目標を発表した。製薬部門で20億ユーロ、試薬などのライフサイエンスと液晶などのパフォーマンスマテリアルズの2
米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルは12日、本社所在地の独リュッセルスハイムで新しい開発センターの竣工式を行った。投資額は2億1,000万ユーロで、オペルが同市で行う建設投資では14年来で最大。省エネパワー
ドイツのヨハンナ・ヴァンカ教育・研究相は12日、教育のデジタル化戦略を発表した。モノのインターネット(IoT)など社会・労働環境が今後、急速に変化していくことを踏まえ、それに見合った教育環境を整える考えだ。 「デジタルパ
自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)はこれまでよりも現実の走行環境に近い条件で燃費と二酸化炭素(CO2)の排出量を算出する計画だ。昨年秋に発覚したディーゼル車排ガス不正問題で傷ついたブランドイメージを刷新することが狙
ドイツ連邦統計局が12日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比0.3%減となり、これまでに引き続き低下したものの、下げ幅は前月の1.2%から0.9ポイント縮小した。直近のピークである4月(2.7%)に比べると2.4ポイン
化学大手の独BASFは11日、2016年7-9月期(第3四半期)暫定決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)が前年同期比5.4%減の15億ユーロに縮小したものの、アナリスト予想平均(13億ユーロ)を大きく上回ったと発表
中国の半導体大手・三安光電は10日、独照明大手オスラムの買収ないし提携に向けて協議を始めたことを明らかにした。オスラムをめぐっては複数の中国企業の買収標的になっているとの観測が9月末に出ていた。三安光電によると、買収価格
半導体大手の独インフィニオンは11日、ライダー技術開発の蘭イノルース(Innoluce)を買収したと発表した。自動運転技術事業を強化することが狙いで、インフィニオンは今回の買収により自動運転でカギを握るライダー、レーダー
ガソリン車やディーゼル車など温室効果ガスを排出する乗用車を2030年までに、欧州連合(EU)域内で販売できなくする政策の検討を欧州委員会に促す決議を、独16州の政府代表で構成される連邦参議院(上院)が9月23日に行ってい
ドイツ連邦統計局が10日発表した8月の輸出高は前年同月比9.8%増の965億ユーロへと拡大し、昨年6月以来の大きな伸びとなった。今年は7月に工場休業を設定する企業が多かったことから、その反動で8月の生産・輸出が押し上げら
ライフサイエンス大手の独バイエルは種子大手の米モンサントを計画通りに買収しても、遺伝子組み換え(GM)作物を欧州で販売しない考えだ。欧州ではGM作物に対する消費者と農家の拒否感が極めて強いためで、ヴェルナー・バウマン社長
配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズが料理宅配サービス「ウーバー・イーツ」をドイツ市場に導入する。独法人のクリストフ・ヴァイグラー社長が日刊紙『ターゲスシュピーゲル』に明らかにしたもので、まずは首都ベルリンで来年から
ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した8月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.5%増(暫定値)となり、7カ月来の大きな伸びを記録した。増加は2カ月ぶり。比較対象の7月は学校
独エネルギー大手RWEの再可エネ子会社イノジーは7日、フランクフルト市場で新規株式公開(IPO)を実施した。初値は公募価格(36ユーロ)を3.6%上回る37.30ユーロ。上場規模は50億ユーロで、ドイツで16年ぶりの大型
ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した8月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.0%増(暫定値)となり、2カ月連続で拡大した。ユーロ圏(ドイツを除く)と国内が好調で、ユー
独銀2位のコメルツ銀行が上場投資信託(ETF)事業などを法的に分離する計画だ。バランスシート上のリスクを軽減し経営基盤の強化を図る戦略に基づく措置で、分離する事業は中期的に新規株式公開(IPO)ないし売却する。マルティン
自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは5日、スウェーデンの商用車用ブレーキメーカー、ハルデックスの買収を断念すると発表した。3日に終了した株式公開買い付け(TOB)に応じた株主が計9.59%にとどまり、目標とし
ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した9月の乗用車新車登録台数は前年同月比9.4%増の29万8,002台となり、2カ月連続で大きく拡大した。全体の34.4%を占めるマイカーとしての登録が21.6%増加し、けん引役となっ
製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムは5日、米国の動物用医薬品事業の一部を米同業イーライリリーに売却することで合意したと発表した。取引金額は8億8,500万ドル。ベーリンガーは仏サノフィの動物薬事業を取得する条件とし
高級スーツケース製造の独リモワは4日、高級ブランド大手の仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが同社を買収することで合意したと発表した。LVMHの傘下に入ることで販売、マーケティング、デジタル化の分野でシナジー効果を引き出
軸受大手の独シェフラーは4日、IT大手の米IBMと戦略提携すると発表した。メカニック部品を手がけるシェフラーはIBMの協力を受けてモノのインターネット(IoT)化を推進。自社の事業プロセスを効率化するとともに、デジタル化
三菱重工業と日立製作所の合弁会社、三菱日立パワーシステムズが独子会社(Mitsubishi Hitachi Power Systems Europe GmbH)を通してイランで受注を獲得したもようだ。ブルームバーグ通信が
スイス重電大手ABBのウルリヒ・シュピースホーファー社長は4日のアナリスト向け説明会で、送電部門を手元に残す方針を表明した。大株主である投資会社セビアン(スウェーデン)から同部門の分離を求められていたが、同社長は「この部
スウェーデンの通信ネットワーク機器大手エリクソンは4日、同国の従業員(1万6,000人)の2割弱に当たる3,000人を削減すると発表した。コスト削減の一環。製造分野で1,000人、研究開発分野で800人、販売・管理分野で
独廃棄物処理大手のアルバは1日、中国事業と独包装材回収・再生事業(子会社インターゼロー)を中国の環境技術・サービス会社である成都天翔環境(Chengdu Techcent Environment)との合弁会社に切り替える
独照明大手オスラムの買収に向けて中国資本が動いているもようだ。30日付『ハンデルスブラット(HB)』紙が製造業界と中国の金融業界、およびM&Aコンサルタントの情報として報じたもので、すでに複数の中国企業が筆頭株主
独銀2位のコメルツ銀行は30日、新経営戦略「コメルツバンク4.0」を発表した。事業の選別・再編とデジタル化の推進を通して収益力を強化。歴史的な低金利、金融規制の強化、金融とITの融合に伴う事業環境の変化という銀行業界が直
欧州航空・宇宙大手のエアバス・グループは30日、持ち株会社である同社がグループ最大の部門である民間機子会社エアバスと来年1月1日付で合併すると発表した。組織をスリム化し事業プロセスを迅速化することが狙いで、大規模な人員削
ドイツ連邦統計局が29日発表した9月の消費者物価指数(速報値)は前年同月を0.7%上回り、インフレ率は昨年5月以来の水準へと上昇した。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーの下げ幅が前月の5.9%から3.6%に縮小したこ