製造業受注残高2カ月連続減少、新規受注の低迷など背景に
ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで146.8(暫定値)となり、前月を0.8%下回った。同指数の低下は2カ月連続。サプライ […]
ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで146.8(暫定値)となり、前月を0.8%下回った。同指数の低下は2カ月連続。サプライ […]
ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数(2015年=100)は前年同月比1.0%増となり、上げ幅は21年1月以来2年4カ月ぶりの水準に縮小した。ロシアのウクライナ侵攻開始から1年以上が過ぎたことから、ベース
ドイツの人口が2022年12月末時点で推定8,440万人となり、前年同日比で1.3%(112万2,000人)増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナからの難民を受け入れたことで人口が
パワートレイン大手の独ヴィテスコ・テクノロジーズは19日、ロームから炭化ケイ素(SiC)ベースのパワー半導体を長期調達すると発表した。調達期間は2024~30年で、取引額は計10億ドルを超える見通し。車両の電動化を受けて
化学大手の独BASFは19日、基礎化学品から川下までの幅広い製品を手がける中国・湛江の総合生産施設(フェアブント拠点)でポリエチレン(PE)工場の鍬入れ式を行ったと発表した。同国需要が速いスピードで拡大していることに対応
独ハンブルク港トラーオルト埠頭(CTT)に中国遠洋海運集団(COSCO)が子会社・中遠海運港口(CSPL)を通して24.99%出資する契約が、19日に調印された。独政府の懸念表明を受け出資比率が当初計画の35%から引き下
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の電池子会社パワーコは16日、車載電池セル工場のエネルギー消費量を30%引き下げる計画を発表した。電極を乾燥した状態でコーティングする「ドライコーティング(乾式法)」技術を通して実現
量子コンピューターを用いても読解不能な量子暗号の実用化にドイツとスイスで事業を展開するスタートアップ企業テラ・カンタムがメドを付けたもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、マルクス・プフリッチュ最高
企業や業界を横断してデータを連携・活用するために経済産業省などが先ごろ立ち上げたイニシアチブ「ウラノス・エコシステム」に、独自動車業界主導のデータ交換プラットホーム「カテナX(Catena-X)」の関係者が戸惑っているも
ドイツ政府は14日の閣議で国道走行料金法改正案を了承した。トラックの国道走行料金に、走行で排出される二酸化炭素(CO2)の量を反映させるようにするのが最大の柱。物流企業などに保有するトラックを内燃機関車から電気自動車・燃
電機大手の独シーメンスは15日、シンガポールにオートメーション・ソリューション工場を設置すると発表した。これまで独アンベルク、中国・成都工場から供給してきた東南アジア市場向け製品を現地生産。急増する同地の需要に対応すると
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの中核をなすVWブランド乗用車は14日、収益力の強化に向けたプログラムを実施すると発表した。低迷する利益率を大幅に引き上げることで、新技術や車両、工場近代化に必要な資金を確保
ドイツ鉄道(DB)は13日、乗客が5G通信サービスを利用できるようにするためのコンセプトを、通信機器大手エリクソン、電気通信サービス大手O2テレフォニカ、基地局運営大手ヴァンテージ・タワーズと共同作成すると発表した。乗客
化学大手の独エボニックは14日、使用済みのリチウムイオン電池からリチウムをリサイクルする研究プロジェクトに参加すると発表した。廃電池からニッケルとコバルトの高純度で再獲得する取り組みはすでに行われているものの、リチウムは
ドイツ連邦統計局が14日発表した5月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比1.1%減の133.1(2015年=100)となり、2カ月連続で低下した。22年3月(132.5)以来の低い水準で、過去最高となった昨年
ドイツの鋳物業界が厳しい状況に追い込まれている。エネルギー価格の高騰で競争力の維持が難しくなっているためだ。独鋳物産業全国連盟(BDG)のクレメンス・キュッパー会長は『ヴェルト』紙に、「顧客はますます国外の競合に発注する
商用車大手の独ダイムラー・トラックは13日、長距離輸送用の大型電気トラック「eアクトロス 600」を10月10日に世界初公開すると発表した。同モデルはこれまで「eアクトロスロングホール」のプロジェクト名で開発してきたもの
高級乗用車大手の独メルセデスベンツは13日、欧州で調達する低炭素鋼の規模を2030年までに20万トン超に拡大する方針を明らかにした。車両1台当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を製品ライフサイクルベースで同年までに20年の
独複合企業ティッセンクルップの電解槽子会社ティッセンクルップ・ヌセラは12日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。資本市場の状況が悪化しなければ、フランクフルト証券取引所のプライム・スタンダードで夏休み前に上場を行う意
JERAは12日、独エネルギー大手EnBWおよびEnBWのガス卸子会社VNGとアンモニアクラッキング(分解)技術の共同開発に向けた覚書を締結したと発表した。それぞれが蓄積してきた水素・アンモニアに関連する知見やノウハウを
ロンドン市場上場の投資会社ACGが計画するブラジルでの鉱山買収を、欧州自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とステランティス、資源大手のグランコアなどが支援する。ACGが12日、明らかにした。VWとステランティスは車載電
ドイツで昨年、完成した新築住宅(10万3,525件)の74.7%が少なくとも部分的に再生可能エネルギーを暖房に使用していることが、連邦統計局の12日付の発表で分かった。前年を4.0ポイント上回る水準で、2015年に比べる
独ティッセンクルップの造船子会社ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)と印同業マザゴン造船所は7日、インド海軍向けに潜水艦を建造することで基本合意した。両国の戦略パートナーシップを踏まえたもので、ムンバイで行
ゼロコロナ規制が解除されたにもかかわらず、ドイツ企業の中国事業見通しは改善していないことが、在中国ドイツ商工会議所(AHK中国)が会員企業を対象に実施したアンケート調査で分かった。イェンス・ヒルデブラント理事は、「市場の
ルクセンブルクに本社を置く化学スタートアップ企業リヴィスタ・エナジー・ヨーロッパは8日、同社がドイツに建設する初のリチウム精錬工場の基本設計(FEED)と詳細なフィジビリティスタディ(DFS)を仏エンジニアリング大手テク
ドイツの産業立地条件が悪化しているにもかかわらず、同国の電機メーカーの大半が自国への投資を優先していることが、独電気電子工業会(ZVEI)の臨時アンケート調査で分かった。ヴォルフガング・ヴェーバー専務理事は、煩雑な規制や
高級乗用車大手の独メルセデスベンツは7日、北米に持続可能な鉄鋼のサプライチェーンを構築することで、スウェーデンのスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)と基本合意したと発表した。部品・部材を完成車工場のある地
鉄道設備大手の独フォスロー7日、中国でレール固定システムを受注したと発表した。河北省雄安と河南省商丘市を結ぶ高速鉄道路線に投入される。受注高は5,000万ユーロ弱。 同区間は全長が600キロ超。運行速度は最大で時速350
独銀最大手のドイツ銀行が不動産融資事業を再編する意向だ。同行関係者の情報をもとに『ハンデルスブラット』紙が7日、報じた。広報担当者は「デジタル化、金利の上昇、インフレは住宅融資市場を根本的に変えた」と指摘。同事業の効率化
眼鏡販売大手の独フィールマンは7日、米国とカナダの同業2社を買収すると発表した。事業のグローバル化とデジタル化を推進する戦略に沿った措置。欧州に強力な基盤を持つ同社は北米市場の開拓に乗り出すことになる。 米国で眼鏡の実店
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.3%増の98.8(暫定値)に上昇した。同指数の改善は2カ月ぶり。製造業新規
ドイツ連邦統計局が7日発表した2023年第1四半期の国内発電量(送電網への供給ベース)は1,328億キロワット時(kWh)となり、前年同期を7.8%下回った。電力価格の高騰や景気の低迷、暖冬を背景に需要が大きく縮小した。
ドイツの人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2021年時点で22%に達したことが、連邦統計局の7日の発表で分かった。1950年時点では10%(東ドイツを含む)にとどまっており、70年強で2.1倍に増えた計算だ。平均余命
新しい脱炭素技術の投入で価格競争上、不利になる企業に、従来型の技術で生産する競合製品との差額を国が補償する「炭素差額契約(CCfD)」の導入に向けてドイツ政府が動き出した。CCfD入札の予備手続きに関する情報が6日、官報
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した4月の製造業新規受注指数(2015年=100)は、物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.4%減の94.8(暫定値)となり、2カ月連続で落ち込んだ。減少幅は前
ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した5月の乗用車新車登録台数は前年同月比19.2%増の24万6,966台となり、4カ月連続で拡大した。サプライチェーンのひっ迫緩和で受注残の消化が加速している。ただ、コロナ禍前の19年
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の4月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比20%減と大幅に落ち込んだ。世界経済の低迷が反映された格好。VDMAのエコノミストは、改善の兆しはないと述べた。 国内受注
ドイツ連邦統計局が5日発表した4月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで前月比1.2%増の1,304億ユーロとなり、2カ月ぶりに拡大した。比較対象の前月は6.0%減と大幅に落ち込んでいたことから、4月はベース効果
独複合企業ティッセンクルップは2日、軍用船以外の船舶事業を統合する新会社を設立すると発表した。時代の変化を受けて環境やセキュリティなど新たな分野で需要が拡大していることに対応する。造船子会社ティッセンクルップ・マリン・シ
バイオ医薬品大手の独ビオンテックは2日、米同業オンコC4と共同開発している肺がん治療薬「BNT316/ONC-392」でフェーズ1/2の治験結果が良好だったと発表した。同薬は米食品医薬品局(FDA)から迅速承認手続きの適
独電気電子工業会(ZVEI)が1日に発表した同国の2022年の電池市場規模は163億4,000万ユーロとなり、前年を62%上回った。電動車の国内生産増加などを背景に主力のリチウムイオン電池が92%増の116億3,000万
ドイツのバイオテクノロジー企業が2022年に調達した資金の総額は前年比38%減の8億1,200万ユーロと大きく落ち込んだことが、監査法人大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が作成した2023年版『ドイツ・バイオテクノ
ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相と欧州連合(EU)欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー政策担当)は5月31日、グリーン水素市場の創設に向けたドイツとEUの取り組みを連携させることで合意した。同国のイニシア
東レは1日、独子会社の東レ・レジンズ・ヨーロッパ(TREU)が射出成形工程から廃出されるガラス繊維強化PPS樹脂のリサイクルプロセスを確立したと発表した。欧州の顧客向けを中心に今後、サンプルワークを展開し、リサイクル素材
ソーラーウエハー開発・製造のスタートアップ企業である独ネックウェーフは5月31日、既存と新規の投資家から計3,000万ユーロの資金を確保したと発表した。独東部のビターフェルトに建設する同社初の商業生産施設の着工資金に充て
Ifo経済研究所が1日発表した独化学業界の5月の景況感指数(DI)はマイナス11.1ポイントとなり、前月(-3.9ポイント)を約7ポイント下回った。今後の見通しを示す期待指数がプラス11.4ポイントからマイナス4.1ポイ
独エネルギー大手エーオンは5月31日、国内の一般向け料金を9月1日付で引き下げると発表した。卸売価格が大幅に低下したことを受けた措置。値下げ幅は電力で平均18%、天然ガスで同28%に上る。特別契約顧客向けの料金も引き下げ
ドイツ連邦統計局が31日発表した5月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比6.1%増と大きく上昇したものの、上げ幅は前月(7.2%)を1.1ポイント下回った。インフレ率の低下は3カ月連続。比較対象の2022年5月はロシア
ドイツ連邦統計局が31日発表した4月の輸入物価指数(2015年=100)は前年同月比7.0%減の128.6となり、09年10月以来の大幅下落を記録した。同物価の低下は2カ月連続。比較対象の22年4月はロシアのウクライナ進
工業・医療ガス大手の独メッサーは30日、子会社メッサー・インダストリーズの株式を少数株主である投資会社CVCから譲り受け完全子会社化することで合意したと発表した。全世界の事業を自らが直接展開する体制を構築する。これに伴い