食肉加工場で650人以上が感染、隔離は7000人に
屠畜・食肉加工施設では密閉された空間で多くの労働者が働いているうえ、室温が低いことから感染が広がりやすい。
政府はこれを受けて先月、◇保健・労働当局などによるチェックを強化し労働・衛生・健康基準が遵守されるようにする◇宿舎の最低基準を企業に遵守させるための措置を検討する◇労働時間法の規制に違反した企業への罰金の上限を2倍の3万ユーロに引き上げる◇屠畜場で働く者を来年1月以降、正社員に制限し、派遣社員や下請事業者の投入を禁じる――などを決めた。
だが、労働現場の対応は限られており、感染が拡大しやすい状況は変わっていない。